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医療福祉相談室 デイケア 訪問看護 ARP(アルコール依存症用治療プログラム)

アルコール依存症とはどんな病気?
『アルコール依存症』の正しい知識を持って治療に取り組みましょう。
アルコール依存症長い間の飲酒習慣に加えて、様々なストレス・不安・環境の変化などが原因となり急に酒量が増え、遂には心の拠りどころとして酒に頼り、しまいには酒におぼれる生活になってしまう・・・こうして気が付くと健康を害し人間関係も壊してしまうアルコール依存症になっているのです。

アルコール依存症とは
精神神経症状(離脱症状)と、飲酒行動の異常(飲み方の異常)があり、大量に飲酒することにより、身体各臓器が異常をきたします。
また、アルコールを中心とした生活を送ることによって生活が乱れ、職務怠慢や家庭崩壊、酩酊時には問題行動(飲酒運転、器物破壊、暴言、暴力)等を起こすこともある病気です。

アルコール依存症はこんな病気です。
●誰でもかかる ●飲酒コントロールを失う ●否認をともなう ●進行性で死に至る ●家族を巻き込む ●回復には助けが必要 ●一生つきあっていく ●節酒に努めても普通の酒飲みには戻れない

アルコール依存症の診断基準
A群 : 飲酒のコントロールができない
  今日だけはやめておこうと思っても飲んでしまう
  ほどほどで切り上げようと思っても、つぶれるまで飲んでしまう
  身体や家庭や仕事に支障が出ているのに飲み続けてしまう
  飲んでは寝て、起きてはまた飲むを繰り返す
B群 : 離脱症状の出現
  酒が切れると、ひどく汗をかく
  微熱など風邪のような症状が出る
  イライラする
  不安になる
  眠れない
  手の震え、全身の震え
  幻聴(実際にいない人の声が聞こえる)
  幻視(実際にないものが見える→虫が見える等)
A群・B群のうちからそれぞれ1つ以上当てはまるものがある場合、依存症と診断されます。
早期に専門医での治療をおすすめします。




アルコール依存症は体と心の病気、そして家族の病気とも言われています。アルコールを毎日飲み続けることで次第にアルコールなしでは生きていけない人間になっていきます。はじめのうちは「飲みすぎ」程度の認識だったのが、だんだんと酒のトラブルが増えていき、社会に対する精神的価値観を喪失してしまい、終いには家族や職場、友人の人間関係をも壊してしまうのです。酒量を減らしたから安心、しばらく断酒をしたから安心・・・ということはありません。一度アルコール依存症になってしまうと、再びお酒を上手に飲める体質には戻れないのです。 

アルコール依存症は“病気”であることを理解しましょう。
全力でサポートします。家族や周りの協力者の方が、『アルコール依存症は病気である』ということを理解しましょう。病気なので、治療と回復が可能なのです。「どうしようもない」と諦めたり、「どうしたらいいかわからない」と悩む前にご相談ください。

当院では症状の程度や依存の状況を見極め、最も効果的な治療プログラムを構築し、アルコールのない正常な生活を取り戻すために全力でサポートします。

しかし、この治療にはご家族や周りの方の協力が必要です。できるだけアルコールミーティングに一緒にご参加ください。そして、酒害者の体験談に耳を傾け、『必ずアルコール依存症を治してみせる』という強い気持ちを持っていただきたいと思います。


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