 職がないって言われている今日この頃、本当に職がないのか疑問を持つときがある。
日曜日の新聞には毎週必ず入る求人広告。職安に行ってみたこともあるが、人も溢れているけど仕事も溢れている。
「ミスマッチ」……この言葉で片付けてしまうのは簡単。
でも、本当にミスマッチだけなのかな。
昔、子どもと２人で暮らしていたとき、生活スタイルに合わせて何回か仕事を変えた。
変えるときは必ず次の仕事見つけてから。間を空けたことがない。生活を維持していくためには、選り好みをしている時間がなかった。
とにかく、何かの仕事を続けてきた。何でもできるわけではない。資格がなくてできない職種もあった。とにかく目の前にあるものの中から選択するしかなかった。
しかし、どの仕事もやってみるとそれなりに得るものはある。
そして、その積み重ねに今の私がある。
選り好みできるということは、まだどうしても働かなくてもいい余裕があるんじゃないのかな……。せっぱ詰まったら、選んでいるヒマはない。
どんな仕事でもやってみなくちゃ、本当の中身は分からない。
もしかしたら、自分が考えていることとは裏腹に、その仕事はやってみたらマッチするかもしれない。考えてばかりじゃ何も始まらないし、先へ続く道は開けない。
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