昨年の12月に行われました東日本大震災チャリティーフットサル大会に参加していただいた方々から頂きました寄付金を、 1月4日に直接被災地にお届けしてまいりました。
61名の皆さんから集められた寄付金の総額は61,000円。
普段は自分たちが楽しむために参加しているフットサル大会に、 また別の大きな意味が生まれた大会で頂いた多くの善意を、 昨年7月に『復活!公園遊び』を行った岩手県大船渡市にお届けしてきました。
今回は寄付金を届けることが大きな目的ではありましたが、 前回7月に来県した際との街や人の移り変わりをしっかりと見てくることも大きな役割だと思い、現地に行ってきました。
下の写真は7月のものです↓
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そして今が↓の写真です。
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7月の訪問の際にもお世話になり、 現在は大船渡市役所の都市未来課に勤務し復興に向けて顔晴っている佐々木さんに、
「がれき、だいぶ減ったね。どこが受け入れてくれているの?」
と聞いたら、
『ぜーんぜん減ってないよ。 減ってるように見えるけど、 一ヶ所によせて集めているだけで、 根本的な解決になってないんだー。 受け入れて下さる自治体も思ったより少なくてさ・・。』
と嘆いておられました。 高校の同級生ということもあり、 素直に気持ちを打ち明けてくれました。
『大船渡はまだいいほうだよ。 福島はもっと・・。 原子力のことでがれきを受け入れてくれるところなんてないんじゃないかな・・。』
新聞等で○○県の○○市ががれきの受け入れを行った、という報道がある反面、 受け入れを検討している自治体に対して、 市民から抗議のメールや電話が数百件も来るという報道もあります。
なんと感情を表現したらいいのか分かりませんが、 複雑な気持ちです。
もし自分に生まれたばかりの子どもがいて、 家のとなりに被災地のがれき処理場ができると自治体が決定したら、 いったい自分はどうするのだろう・・。 僕はそれに反対するのでしょうか・・。
だからこそ佐々木さんは最後にこう言っていました。
『まだまだ先は見えないよ。 いつまで続くんだべな・・。 まーでもやるしかないでしょ! お金はもちろんありがたいけど、 こうやって仲間が鳥取から来てくれるのが嬉しいよ! ホントありがとう。』
〈仲間〉とか〈絆〉とか〈心〉とか、 そういった目には見えないけど確かなものが、 現地で一生懸命生きて復興に向けて従事している方々の前向きなハートを支えているのだと思いました。
僕は岩手県出身で被災地でもある大船渡市で青春時代を過ごしました。
現地では佐々木さんと同じように多くの仲間が今も前向きに生活をしています。
そんな仲間に前向きなパワーを与え続けられるように、 遠く鳥取の地でも被災地の方々のことを思っているたくさんの人がいるんだということを伝え続け、 僕自身も被災地の現状を遠く鳥取県の方々に伝え続け、 微力ながらもこの縁ある岩手県と鳥取県の架け橋になれればと思いました。
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そして驚いたのが、 前回来県した時よりも他の業種に比べて明らかに早く営業を再開しておられたり、 新規で店舗を営業させていたのが【居酒屋】さんでした。
色々なことがあったからこそ気の合う仲間とお酒を酌み交わし、 楽しい一時を過ごしたいということなのだろうと察しました。
さもすればスポーツにおいても同じことが言えるだろうと思います。
気の合う仲間と身体を動かし気持ちのいい汗をかき大声で笑う。
『楽しい』ことを求めるのが人間の本質の部分に大きくあるのを感じました。
ということは、まだまだやまつみスポーツクラブにもできることがあるのではないかと感じました。
それが何かを常に自問自答し続け、 今後とも活動していきたいと思います。 |
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