ガイナーレ鳥取がJ2昇格を決めた今。 今があるということは過去もあり、 そして未来への希望もある。
やまつみスポーツクラブが創立10周年を迎えた今、 その全てを一本の糸で繋げようというのが今回の交流試合。
ガイナーレ鳥取がJFLに昇格した2001年(チーム名:SC鳥取)、 チームの運営を委託されたのがやまつみスポーツクラブ。
それから2006年までの6年間、 地域に根ざしたアマチュアクラブとして全国を渡り歩き、 地域の皆さまと共に歩んできました。
そして2007年からはJリーグを目指すプロチームとして株式会社を独自で設立(株式会社SC鳥取)し、 やまつみスポーツクラブもチームのマネジメントから離れました。
そんな経緯があって、 やまつみの創立10周年を記念して、 今回の現役OBとの交流戦が企画されました。
OBの私自身も、 アマチュア時代に育んできた歴史や文化を、 このJ2昇格が決まった今だからこそ、 改めて再認識する必要があるのではないかとの『思い』が、 今回の企画に繋がったのです。
当日は晴天に恵まれ、 絶好のサッカー日和になりました。
やまつみスポーツクラブは人数が少ないので、 試合の準備はOBの皆さんと下部組織(中学生・高校生)のみんなに手伝ってもらいました。
OBの皆さんと重いハンマーネットを移動しているとき、 『むかしもこうやって選手で準備しとったなー。』 と懐かしむ声が聞こえてきました。
いまのやまつみスポーツクラブもそうですけど、 お金がないから何とかみんなで知恵を出し合ってなんとか運営してたのを思い出します。
午前中は非公式でしたが、 SC鳥取創設期のメンバーが、 ガイナーレジュニアユース(中学生)の1年生と試合を行いました。
肉離れ続出のゲームになりましたが、 JFL昇格前の代表であった岡本先生の奥様などに見守られ、 楽しくも、たくましく、見事1-0の勝利を収めました。
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午後からはガイナーレ鳥取と阪南大学のトレーニングマッチが行われ、 その後の交流戦への雰囲気を創りだしてくれました。
そしてメインイベントの現役OBによる交流戦。 700名を超える方々にご来場いただきました。
JFL10年の歴史が掲載されたマッチデープログラム。 ガイナーレのJFL優勝記念グッズショップ。 YAJINスタジアムブースや来年のガイナーレファンクラブブース。 アマチュア時代から試合時に出店してくれていた方々の屋台。
スタジアムナビゲーターはFM山陰の稲田さんに来て頂き、 東山が懐かしい雰囲気に包まれました。
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試合前には、選手のサインボール投げ入れや写真撮影、 入場曲は米子出身の『KUMACHI』のSC鳥取応援ソング。
和やかな雰囲気の中で試合が行われました。
山根伸 vs 喜多靖
塚野真樹 vs 吉野智行
清水裕之 vs 小針清充
堀徹也 vs 服部年宏
などなど往年の名選手と現役選手との対決など、見所満載でした。
あの野人・岡野がゴールキーパーをやったり、 現役OBが入り乱れた乱闘騒ぎがあったり、 現役選手はさすがプロ選手というエンターティメント性を兼ね備えていました。
後半からはOBだけの対戦になりましたが、 夕暮れもグランドを演出し、 どこかノスタルジックな雰囲気が流れていました。
試合後にはOBの皆さんが来場していただいた方々を入場ゲートでお見送り、 一人一人に感謝の言葉をかけていました。
こうやってチームが弱いながらも、 なんとかみんなで支え合って、思いを伝えあって、今のJ2昇格があると思うと、 本当に感慨深いものだなーと思います。
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今回、本当にこの交流試合をして良かったと思います。
会場にいたみんなの笑顔が見られて。
この10周年記念試合を通して、いろいろなことが見えてきました。
そして新たな決意も生まれました。
これからもやまつみスポーツクラブは地域の皆さまと共に歩んでいきます。
今後ともよろしくお願い致します!! |
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