『いろいろ体験プラン』
第1日目(7/28):「古民家かつみや(日南町)」
日南町は自然に恵まれた場所で、大好きになりました。
『いろいろ体験プラン』の一日目は【古民家かつみや】さんにお世話になりました。
ここのお宅は国の固形文化財にも指定されていて、80年前が誕生日^_^
大地主さんだったご先祖様が建てた立派なお家です。 ちなみに建てたときにかかったお金は3,000円くらいだったそうですよ。
現在は宮本さんご夫婦が仲良く暮らし、古民家として皆さんに親しまれています。 なんと息子さんたちはオリンピックにも出場した飛び込み競技の宮本兄弟だというんでさらにびっくり!! オリンピックで使用した聖火台を持たせていただいたり、貴重なお話も聞けました。
午前中は簡単にお家の説明を聞き、お昼のごはんを自分たちで作ります。 ここからは3班に分かれての作業です。 @竈(かまど)でごはん炊き Aたき火で火をおこし、そうめんをゆがく Bおひるに向けてのその他のいろいろな準備
それぞれ苦戦してましたが、 普段出来ないことの連続で子どもたちにはいい経験でした。
そしていい感じのおこげ付きのご飯が炊きあがり、 みんなでおにぎりを握ります。 梅干しを詰めたり、昆布を入れたり、しそや高菜を巻いたりと、味や形の違う特製のおにぎりができあがりました。
準備が完了し、いよいよ昼食タイムスタート!! まずは流しそうめん。 10mはあろうかという竹でできた流し台を、勢いよくそうめんや夏野菜が流れていきます。 理由なんか分からないけど、格別でした。 最高でした。 そしておにぎりもおいしく食べ、おばさん特製のだし巻き卵や漬け物も最高でした。 優しい気持ちになれたお昼時間でした。
お昼時間も終わり、午後からは思いっきり体を動かします。 まずは聖滝に向かって、川上り! 足場の悪い岩場を頑張って上流へと登っていきます。 1年生の女の子にはなかなか大変だったと思いますが、 最後まで泣かずに登っていた姿にはとても感動しました。 全員無事に聖滝まで到着し、 何人かは滝に打たれて(打たされて?)、自然の驚異を身を持って体感しました(笑
帰りはでっかい大木に吊したぶらんこや、木登りをして遊びました。 公園にあるぶらんこではなく、大木に当たりそうになりながらもぎりぎりのところで当たらないスリル感や、落ちても大怪我しないように落ち葉が守ってくれるようになっていたりと、普段では味わえない感覚を養えたのではないでしょうか。
危険だからこそ回避するんじゃなくて、あえてチャレンジする。 時代とは逆行しているかもしれませんが、ものすごく大事なことです。 そのスリルのなかでできた達成感は子どもをものすごく成長させてくれると信じてます。
古民家に戻り、今度はたんぼで遊びました。 おたまじゃくしがたくさんいたり、大きなかえるがいたり、いつもとは違う泥の感触は今でも忘れられません。
遊び疲れてきたところにおばちゃんの声が。 「じゃがいもがゆであがったよ〜」 天使の声でした(笑)
あんなにおなかいっぱい昼ご飯を食べたのに、 もうおなかはペコペコだったので、とてもおいしくいただきました。 バターを塗るのが定番ですが、味噌を塗ってたべるのがやまつみ流。 オシャレな味がしました。
とここで大満足の一日があっという間に終了。 寂しいけど楽しい時間はとても短いです。 だからこそ時間は大切に。
日南町で過ごした一日で、人間の五感が研ぎ澄まされたような気がしました。 そして子どもたちは初めて経験するさまざまなスリルを体験し、たくましくなったように思います。
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