野菜・果物のへぇ〜
トマト
取り扱い時期:年中
一番おいしい旬:6月中旬〜9月上旬
写真取り扱い時期:年中
一番おいしい旬:6月中旬〜9月上旬
■当市場での入荷エリア
4月10日頃〜5月末 鳥取県米子市(旭光・瑞健)
5月末〜8月中旬 鳥取県米子市(桃太郎)
9月〜11月 鳥取県米子市(桃太郎)
3月〜12月上旬 鳥取県倉吉市
12月〜6月 福岡県(桃太郎)


■トマトの歴史
トマトは夏が旬でしたが、今では年中出回るようになっています。従来の露地栽培のほか、現在では夏以外の時期にはガラスやビニールなどで温室やハウスを作り、寒い時には暖房をするなどしてトマトに適した環境を再現。これに合わせ品種や栽培方法も改良してきたためです。今では国産トマトの3分の2がビニールハウスなどで栽培されています。16世紀トマトがヨーロッパに伝わって以来、現在までに世界各地でさまざまな品種が作られてきましたが、コロンブスの時代には鑑賞用で、食用になったのはなんと18世紀になってから。それが今となっては栄養的にも実り豊かな野菜として広く料理に用いられ、世界でもっとも愛されている野菜の1つに。フランスでの愛称はモ愛のりんごモ、イタリアではモ黄金のりんごモとも呼ばれているんですよ。

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パワートマトの隠れたパワー
「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど健康に良いと言われています。
赤い色はリコピンという色素によるもので、赤色の濃いトマトほどリコピンが豊富。リコピンには強力な抗酸化作用があり、老化を防ぐ作用や、肌や皮膚を若々しく保つ美容作用、がん予防に効果があるなど多くの働きが近年注目を集めているのです。またトマトには、風邪の予防に効果的に働くビタミンC、脂肪の代謝を円滑にするビタミンB6、血液中の塩分を排出し、高血圧予防に効果的なカリウムなどの栄養素も豊富に含まれています。さらに、水溶性食物繊維のペクチンが含まれ、便秘を改善するほか、老廃物や有害物質を排出する働きを促進し、生活習慣病(成人病)の予防にも効果的。リコピンを主とするトマトの栄養成分は、完熟したときに最も多くなるので、生で食べる時はできるだけ完熟したものを選びたいですね。

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選び方おいしいトマトの選び方

・赤い色が鮮明であるもの
・ずっしりとした重いもの
・お尻の部分(へたと反対側)の放射状の縞がはっきりとしているもの
・楕円形のトマトは安いが、味はいい
・鳥取県内産のものは赤く完熟したものの方がいい

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豆知識早速話そう、豆知識 〜プロが知ってる国産トマトの「小ネタ」〜
・県内産のトマトが甘い秘密
日本海に面した鳥取県で栽培されるトマトは、地の特製を生かし海藻などを肥料替わりに利用することがあります。海産物ならではの塩分を利用して、あの独特な甘みを作りだしているそうですよ。

・トマトの日本一
トマトは、野菜の品目別で年間の売り上げがここ数年全国一を獲得。イタリアンなどの西洋料理が一般家庭に定番メニューとして加わったことが一つの原因とも言われています。市場では、西洋料理用に煮ておいしいトマトの生産を望む声も。ちなみに5、6年前まではきゅうりが一番だったそうです。

・実はトマトは雨が大嫌い
トマトのふるさと南米のアンデス山脈は、きわめて雨の少ない地域で、これを反映してかトマトは雨が多いことをとても嫌います。寒い時期は温室やハウスの中で作られていますが、最近では夏のトマトもビニールなどで雨よけをして作られることが多くなっているんですよ。

・おいしさの秘密

食物の味をおいしくする要素の一つが、グルタミン酸というアミノ酸です。トマトにはほかの野菜にみられないほどこの成分が多く含まれ、真っ赤に熟したものには特に豊富に含まれていると言われています。だから完熟トマトを2、3個加えてシチューやカレーなどを作ると、さらにコクが増しおいしくなります。

・トマトは青い時期に収穫する
夏に収穫されるトマトは、実は輸送中の軟化・腐敗を防ぐために青果を青いうちに収穫(青もぎ)しているものが多いんです。それを売り場などで追熟させて、あんなに鮮やかな真っ赤になるそうなんですよ。

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