野菜・果物のへぇ〜
ほうれん草
取り扱い時期:年中
一番おいしい旬:11月中旬〜12月中旬
写真取り扱い時期:年中
一番おいしい旬:11月中旬〜12月中旬

■当市場での入荷エリア
年中 鳥取県米子市・大栄町・倉吉市
8月〜9月 群馬県
12月末〜2月 九州各地


■ほうれん草の品種
ほうれん草の品種は、東洋種と西洋種に分類。東洋種は、葉が細く、先がとがっていて切れ込みがあり、アクも少なく歯切れがよいため、さっと湯がいて利用するおひたしのような和食に向いています。また西洋種は、葉が丸く、切れ込みがない上、東洋種よりアクが強く、葉が肉厚。よって炒め物など高温で調理する料理に適しています。現在お店に出回っているほうれん草は、この2種類の特性をいかした交配種(中間種)が多く、さまざまな料理にも合い、栄養面にも優れていることから、市場ではこちらが主流になりつつあります。

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パワーほうれんそうの隠れたパワー
まず有名なのは「鉄」。含有量は野菜の中でもトップクラスです。ただ吸収率が悪く、注意して十分な量を摂取したいもの。ほうれん草に含まれるビタミンCが鉄の吸収を助けてくれるのでその点は安心ですが・・・。ビタミンCは水溶性で水に溶け出したり、加熱した際に壊れてしまったりと、無駄なく摂るのは難しい栄養。ゆでるにしても、炒めるにしても手早く調理することが大切です。また一緒に動物性タンパク質を含む食品を食べると吸収率がよくなるそうで、逆にお茶やコーヒーなどに含まれるタンニンは鉄の吸収を妨げるので、効率よく摂りたい人は、食事中や食後の一杯は我慢した方がいいかもしれませんね。ほかカロチン、ビタミンB6、葉酸、マグネシウム、亜鉛、銅など・・・。ポパイのパワー源としてもおなじみのほうれん草は、まさに栄養の宝庫。しかし調理次第でその優れた性質も失われてしまうので、注意して扱うようにしましょう。

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選び方おいしいほうれんそうの選び方
・冬場は雪に当たると甘みが増すため露地ものの方がいい。
・根元はみずみずしく赤みが強いものの方が新鮮でよい
・葉の感触がシャキッ、パリッとしている
・葉に厚みがある
・葉の緑色が濃く、やわらかでピンとしているもの

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豆知識早速話そう、豆知識 〜プロが知ってるほうれんそうの「小ネタ」〜

・ほうれん草の「ほうれん」は中国語でペルシャという意味
東洋ほうれん草の原産地は西アジア、ペルシャだそうで、その後シルクロードを通って中国に入り、中国から日本へ。そのことからその名が付いたとも言われています。ちなみに日本に伝わったのは江戸時代だそうです。

・人気アニメ「ポパイ」は野菜嫌い克服のためのキャラクター
そもそも最初のポパイはベジタリアンの団体が、菜食主義をアピールするために書かせた漫画だったそう。緑黄色野菜でも栄養価の高いほうれん草は、当時子供達が嫌いな野菜としてよく挙げられた食材の1つ。そこで元気の源をほうれん草に設定し、手軽にどこでも缶詰を食べ、強くなるというスタイルでストーリーを描き、PRを行いました。思惑通り企画は大成功。缶詰を求め客が押し寄せたそうですが、実際には当時ほうれん草の缶詰なんてものはほとんど存在せず、缶詰会社は頭をかかえてしまったというオチまでつける結果に。今では本国アメリカでは当たり前のように売られているようですが・・・

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