この時間になると、いつの間にか周りにいっぱい人が集まってきた。パパぐらいのおじさんに、若いお兄さん、あっ女の人まで。ホントいろいろいるんだ。ウゥ〜ッン!。うわ〜、すごい音。このサイレンが館内に響いたら、いよいよセリの始まり。大声を出して、手を上げ指を動かしているうちにいつの間にか値段が決まっちゃってる。専門の言葉やサインとかを使うらしいんだけど、僕にはなんて言っているのかサッパリ。でもこのやり方で取引がスピーディーに済むんだから便利だよね。まずセリの最初は野菜からで、少し遅れて果物がスタート。実はね、東亜青果では、セリ台にのって商品を順番に見せながら取引する見本ゼリじゃなくて、物がある場所に集団で移りながら競り落とす移動ゼリをしていて、落札した商品はスタッフの人がその場で情報をポケットゲーム機のような機械に入力。「誰に、どれだけの量を、いくらで売れたのか」をこの小さな機械ですべて管理できるんだって。スゴイでしょ。こんな所にも最新鋭の設備が導入されているんだね。かっこいいなー。 |