KAIKE_KIKUNOYA_WEB
空室情報・予約早わかり料金ガイドアクセス今日のお天気掲示板 携帯ページへ
皆生菊乃家について インターネット予約特典 日帰りプラン 湯めぐりの宿 観光スポット
お料理の巻
お風呂の巻
お部屋の巻
館内ご案内の巻
若女将お宿日記
仮名書の趣

宿泊プラン
菊乃家最新ニュース
調理長オススメ_旬の逸品
表紙へもどる
  若女将お宿日記
▲2008年2月のお宿日記
[2008/2/25(月)]
数寄というのは、昴ずれば身上をつぶすという危険と表裏をなしているからこそ、数寄をつらぬいた人がいっそうに珍重されて。司馬遼太郎さん曰く、「―ざんねんなことに、物好きというのは、李朝の時代にいなかったんです。その点、日本の室町や江戸文化がうらやましい。」と日本のことを誉めてくれた韓国の友人がいらっしゃったとか。地元の偉大なクリエーター、水木しげるさんについてですが、弓ヶ浜絣の織り元のお家を訪ねることがあって、海に面した昔ながらの港町の住宅街を歩きながら「ゲゲゲの鬼太郎」が生まれた風土というのを生で感じることができました。冬の港町は寒くて、昔の日本はどこでも夜は暗くて、家々もそんなに大きなものではなくて。そんななかで子供心に恐いと思う気持ちを押し込めてしまうのではなく、ユーモアでもって表層意識に押し出してゆく想像力と創造力。弓ヶ浜絣もまた、遠方漁業に出る旦那さんの為に色々な柄模様を生み出しながら機織りをしてきた港町の女性の文化です。綿から糸を紡ぐ無形文化財になられたおばあちゃんの姿を見ていたら、職人さんの手仕事姿って静かで優しいなあと思いました。好きになること楽しむこと、の智恵や努力について昔の日本人の暮らしのなかに沢山のヒントがあるような気がしています。



関連HP
掲載者

総合目次 ◆お問合せ ◆プライバシーポリシー KIKUNOYA_WEB
width=700
海辺の宿 皆生菊乃家
〒683-0001 鳥取県米子市皆生温泉4丁目29-10 TEL 0859-22-6560 FAX 0859-32-3579