[2007/10/5(金)] 『美食』を考え創り出すことは調理師として当たり前のことだと自負しています。美食を生み出す手段と段取りについては、季節とそれにより人のカラダが受ける温度差による料理のありかたとが深く連動していることではないでしょうか。人は、カラダ全体で季節を味わっています。季節感を感じようとするとき、‘五感’のうち1つでも欠けるとどこかに物足りなさが残るのが人間です。私は料理人として、料理を通して五感全てで季節感を味わえるような、そんな料理を生み出し続けていきたいと考えています。それは料理の素材から始まり盛り付け、器の選択に至るまで全てのことが繋がってゆくことです。新鮮な食材に恵まれた皆生温泉の地において、美食への拘りをこれからも追求していきたいと思っています。 |