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  若女将お宿日記
▲2007年7月のお宿日記
[2007/7/30(月)]
もうせっかくの夏のシーズンなので今日も続けて、海岸の写真をお届けします。昨日は夜ににわか雨が降ったりと今朝方も天気はあまりよくなかったのですが、お昼過ぎからまた青空に包まれてまいりました。
皆生の海の波打ち際には黒い砂が広がっている箇所があるのですが、これ、砂鉄なんです。地元の小学生は実際に磁石にくっつける課外授業を受けたりします。
実は、皆生の海に繋がる日野川上流の大山では、古くから製鉄業が盛んで明治頃まで“かんな流し”という手法が行われていたため、河口近くである皆生海岸にも砂鉄を含んだ大量の土砂が積もってきていました。そんな歴史の名残を感じさせるのがこの砂鉄。
宮崎駿監督の「もののけ姫」で山間のシーンで出てくる村の様子は、まさにこの中国山地一帯でのタタラ場をモデルにされていて、最盛期の江戸時代にはこの一帯だけで日本の鉄生産の8割余りを占めていたそうです。更に遡れば古代神話、弓ヶ浜半島や宍道湖の土地形成にも繋がるこの土地での製鉄産業の歴史。古代出雲地域が強い力を持っていたのも、おそらく製鉄技術に優れていたことなのでしょう。
ちなみに今でもお隣の安来市にある「日立金属」という会社で生産される「ヤスキハガネ」という特殊鋼は世界の名だたるブランド剃刀の原料となっているそうです。
先日「石見銀山」が世界遺産登録されましたが、この中国山地にはそんな日本古代の産業遺跡が静かに眠っている土地なのかもしれません。

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