[2006/10/26(木)] 写真は、昔の大山の紅葉の写真のなかから引っ張り出してきたものです。今年はまだ暖かくて色づくのも平年より遅いようです。でも、柿の実が美味しくなってきたり、庭先の蜜柑が青い実をつけ始めたりと、秋は確実に深まってきてはいることを感じます。・・・と、なんだか食べ物のことばかり書いていますね。笑。 この季節になると想い出す大好きな本があります。宮本輝さんの「錦繍」という本です。冒頭で蔵王の紅葉が描写される場面があって、何度もこの本を読んでいるうちにいつか蔵王へ行ってみたくなりました。まだ実現できていませんが。涙。 小説の舞台となっている土地から、その土地への好奇心が湧いてくることって多いと思うんです。この辺りですと、志賀直哉さんの「暗夜行路」がまさに舞台となっている土地ですね。これから紅葉の始まってくるシーズン。この大山を舞台にして皆さんなりの物語を育みに、お越しになってみてはいかがですか。 |