[2006/10/3(火)] お宿日記を綴り始めて、空や山や海を毎日眺めながら、季節の移り変りを感じようとする気持ちが大きくなってきたかもしれません。我が家の自宅にはちょっとした庭があって、今年に入ってからは今迄あまり気に留めていなかった季節の花々がなんだか愛おしく思えてきました。 写真に載せたのは、「紫式部」です。「小紫」かもしれません。。それから萩の白い花や、彼岸花、金木犀も玄関先で甘い匂いを広げてくれています。今年は季節が変わるたびに、ここにはこんな花が咲くんだなあなんて発見が沢山あって、庭を愛していた祖父が、いずれ草木を知るようになったときへの未来へのプレゼントを今になって1つ1つと届けられているような気持ちになってきました。図鑑を片手に一生懸命教えてもらっていた幼い頃はまだどうしても退屈気味で、面白い名前だなあと思ったサルスベリぐらいしか覚えれていなかったように思います。笑。花が1つ咲くたびに実が1つ生るたびに、心がポッと温かくなるようです。心に残る、ってこういうことなのかなあと思いました。 |